2010年5月4日火曜日

【JR久留里線PETIT撮影記】国鉄色キハ30、原付に負けながらも活躍す!

木更津では目の前に「国鉄ワールド」が広がっていた

■国鉄気動車色のキハ30に乗ってきた
「赤い電車は羽田からぼくらを乗せてひとっ飛び」(くるり『赤い電車』)というふうに軽やかにはいかないけれど、小さな山の裾野にある小さな小さな城下町の久留里駅に朱色とクリーム色の塗りわけのディーゼルカーがゆっくりやって来た。ここで上り列車とタブレットを交換する。そんなシーンを見て、来てよかったと思った。

2010年2月16日火曜日

【国鉄型489系電車なつかし記事】489系電車PETITお名残乗車記:ホームライナー古河3号・鴻巣3号を撮る(2010年2月) 続編


■こんどは上野に行く
谷ホームから急行『能登』を撮ろうとして、京浜東北線の電車に被られてから数日後。私は上野駅にいた。鶯谷で被られるなら、上野のほうが停車時間があるぶん確実だ。

2010年2月15日月曜日

【国鉄型489系電車なつかし記事】489系電車PETITお名残乗車記:ホームライナー古河3号・鴻巣3号を撮る(2010年2月)



■残業続きで忙しくしていたなかで
社帰りに時間を作って何回か夜の上野駅に行った。というのも、2010年3月13日のJRダイヤ改正で上野と金沢を結ぶ急行『能登』の489系電車が引退することが発表されていたからだ。当時の急行『能登』には運転室部分がボンネットになっているこだま型の交直流区間対応特急電車として、信越本線横川~軽井沢間を協調運転で通過できる最終タイプとして、奇跡的にJR西日本金沢総合車両センター(国鉄時代は金沢運転所)に残されていた懐かしいデザインに赤とクリーム塗装の国鉄時代の特急型電車が充当されていた。

2010年1月5日火曜日

【流鉄流山線2010年1月】流鉄訪問記―昭和の雰囲気を楽しみながら―


■流鉄流山線に乗った話
三が日の終りに流鉄流山線に行った。昼過ぎまではよく晴れていたのに、武蔵野線に揺られて新松戸駅で降りたころには、暗い曇り空が広がっていた。

JR常磐線・武蔵野線の新松戸駅を降りて武蔵野線の高架下を進み、高架下のファストフード店の横の道を入った突き当たりに、小さな踏み切りがある。踏切のある線路は単線で、あたかも貨物の引き込み線のような雰囲気だ。

2009年11月15日日曜日

【秩父7000系撮影記事】秋の秩父路訪問、東急車奮闘の巻

驟雨をまとい7002編成到着!

■雨の秩父へやってきた
この日は朝から雨の予報だった。前日から会津若松に出張していた。けれど磐越西線を走る蒸気機関車はこの日は新潟へ行ってしまい、天気も悪い。会津鉄道と野岩鉄道踏破や只見線の乗車も考えたけど、会津若松を経つ時間が早くないので途中下車しにくい。せっかくなので乗るだけでなく撮りたいのだ。

2009年6月1日月曜日

【秩父鉄道1000系撮影記事】「秩鉄リバイバルカラーデハ100形タイプ」撮影記 後編

AI Nikkor 180mm F2.8S

■地元のみなさんと世間話をすべし
タンカタンカタンカタン……レールのジョイント音を大きく響かせながら、カーブを曲がってきた電車は警笛を鳴らして目の前に現れた。速度が予想外に速くてドキドキしながらカメラで追った。

2009年5月31日日曜日

【秩父鉄道1002編成撮影記事】「秩鉄リバイバルカラーデハ100形タイプ」撮影記 前編

Ai Nikkor 50mm f/1.4S

■秩父鉄道で20年ぶりに鉄道を撮る
そらく、20年ぶりに秩父へ行った。それも、鉄道を撮ることだけを目的にして。

鉄道を撮ることだけを目的に秩父へ行ったのは、1988(昭和63)年春のデハ100形電車引退直前の桜の季節に行ったのが最後だ。それ以降も秩父へはなんども出かけている。だがそれはいつも観光や子連れでのおでかけがおもだった。鉄道撮影に出かけたのは20年ぶりだ。いやはや、20年なんてあっという間だった。

2009年4月27日月曜日

【秩父鉄道2009年】ニコンF2+モノクロフィルムで秩父に(後編)


パレオのヘッドマークも「しばざくら」号だった

■SLパレオエクスプレスは乗るのも楽しい
夏みたいな空の快晴で、新緑もまぶしい。西武鉄道発の直通列車で長瀞までやって来た秩父鉄道では、カラフルな秩父鉄道オリジナルカラーの1000系1010編成や1007編成に遭遇した。急行『秩父路』にもヘッドマークが取りつけられていた。新しい7000系電車も2編成とも走っていた。そして、おまちかねのSLパレスプレス5001列車がやってくるとプラットホームはおおさわぎ。

2009年4月26日日曜日

【秩父鉄道2009年】ニコンF2+モノクロフィルムで秩父に(前編)


■SLパレオエクスプレスに乗りにいった
行ってきました、秩父鉄道へSLパレオエクスプレスに乗りに。カメラはニコンF2のみ! しかも、フィルムはモノクロだ。

2008年11月19日水曜日

【八トタ115系M40編成快速「むさしの」号2008年11月】「国鉄色を撮りに」(その3)

豊田の115系M40編成のことを思い出した!

【前回までのあらすじ】
出張帰りにしなの鉄道に立ち寄り、出戻りしみじみ鉄活動として復活湘南色の169系電車編成を撮影した「私」。二日酔いでへろへろしながら、まあなんとか撮ったところで、169系は戸倉で入庫した。日も沈んだところだし、「私」も上田まで行き、新幹線でワープしながら帰宅を目指す。

■国鉄型車両ざんまいの一日が終わって
戸倉で入庫した169系S52編成を観察し、通過する貨物列車を見ながら、二日酔いと久しぶりの撮影でくたびれてしまった私は、もうすっかり「おうちに帰りたい」モードだ。

けれど今日楽しかったのは、電車を写したことだけではなくて、電車にたくさん乗れたこと。小さい子どもがいると自分だけの好みだけでは長距離の列車移動ができないことが多い。そして、地方のローカル線の撮影では旅程によってはしかたがないことが多いけれど、できたら、その路線にのってみたいと自分は思う。自分の好きな路線ならなおのこと、切符を買って乗ったほうが、その路線の収益向上にほんのわずかであっても貢献できるじゃないか。写真を撮るだけではその路線の収益になんら貢献しないし。

2008年11月18日火曜日

【しなの鉄道2008年11月】「国鉄色を撮りに」(その2)


【前回までのあらすじ】
貧しいサラリーマン編集者である「私」は、「俺の非凡人たるゆえんは自己増大するロゴスだ」「人類はパンのために喜んで奴隷になるではないか」と、どこかで読んだことのあるような理論を駆使することなく、金貸しの老婆、じゃなくてしなの鉄道169系電車を撮りに出張翌日にやってきた。だがしかし、出戻りにわか鉄である「私」は、なんども絶好の撮影チャンスを活かせないまま。失意のあまり崩れ落ちるも「んじゃま、好きな写真を撮ればよくね」などと、持ち前の立ち直りの早さを見せる……。なんの話かわからないか。

■リベンジを誓い篠ノ井まで歩いた
千曲川橋梁では周囲の秋らしさを写真に収められず残念な思いをした。でも、おもえばもともと季節感などを画面内に入れることよりも、車両のフォルムを活かすような写真に興味があるのだ。くやしさへの腹立ち紛れないいわけだけど! とはいえ、いまひとつ不完全燃焼だが、国道沿いを同じ道を戻るのもつまらない。そこで篠ノ井まで歩くことにした。