2014年2月25日火曜日

【秩父鉄道デキ撮影記事】秩父路いぜん雪深し。なれど鉱石貨物列車は走る

波久礼で下り電車が追い抜いた鉱石貨物列車

■東武東上線で大雪のあとの秩父地域へ来てみると
所用を済ませて日曜日午後に秩父を目ざしたのは、撮影が目的ではなかった。でも、念のために最小限の機材はかばんに入れていた。西武秩父線は「特別ダイヤ」だそうであてにならず、用事の関係もあって東武東上線寄居経由で来た。寄居から乗り換えた秩父本線の普通列車(7001編成)から波久礼で待避する鉱石貨物列車が見えたので、どうせなら撮ってみるかと思い、乗っていた普通電車を降りた。

■残雪はまだまだ多い
レリーズタイミングがいささか手前でおかしいのはわけがある。駅を降りて狙った位置へ向かっていたら、外側からでも近寄ることができる小さな踏切付近の直前でデキの青い姿が見えた。デキ意外と速いじゃんか(苦笑)。この踏切はふだんならもう少し安全に線路に近寄ることができる。けれどこの日はまだ雪が深くて、というよりも除雪されていないために雪が深く溜まっていて近づけず、架線柱をやり過ごすことができたカットがこのくらいだったということ。

ここの踏切は雪が深いままだった

日差しがまぶしい

「雪国の春の光景」みたいに見えますが、ここは長瀞です

■鉱石貨物列車が運行されていて少し安堵した
武甲山(三輪鉱山)や叶山の採石場、ベルトコンベアで石灰石を運ぶ施設の積雪被害がどうなっているのかわからない。少なくとも武州原谷からは石灰石の出荷ができるから鉱石貨物列車が走っているわけだ。秩父地域が少しずつ日常の姿を取り戻しつつあるのがわかり、少し安堵した。

秩父駅構内にもこれだけの雪が残る

■倒壊したビニールハウスが雪に埋もれている
そうはいうものの、長瀞町や秩父市内はまだまだこんなに雪が残っているのか、と思わせる状況だ。倒壊したまま雪に埋もれているビニールハウスも数多く見た。町中でさえ「雪国の春」のように雪が残っている。じっさいに被害状況を目にすると言葉を失う。

【撮影データ】
Nikon D7000/AI Nikkor 50mm F1.8S, Nikkor-Q Auto 135mm F2.8/RAW