2020年10月22日木曜日

【秩父鉄道撮影記事】マニュアルフォーカスニッコールレンズを持って秋晴れの秩父路散歩(その1)「松尾さん」ことデキ108の登場

武甲山の麓の駅で下車してすぐにデキ108号と遭遇した

■ひさしぶりの青空に身軽に出かけたくなった
東京首都圏では、今年はもう大きな台風がやってくることはなさそうだ。けれど夏の終わりごろから晴れ間が見えない日が多い。そして昨今のあれもまだ継続していると思うと、あまり遠くに気楽には出かけにくい。そんなある日、天気予報はひさしぶりの晴れを示していた。そこで、思い立って平日休みにして秩父鉄道を訪ねた。正直いうといろいろとがまんはしている。けれど少しは私も遠出をしたくなったのだ。それも、カメラはできるだけ身軽な装備で。むかしからこのブログでなんども「Nikon Dfでのんびりと好きな鉄道路線を撮ってみたい」といいながら、なかなか実行できないでいたから。

2020年10月18日日曜日

【ソビエトレンズ】MC HELIOS-44M-6 58mm F2.0をSony α7IIに装着して撮ってみた話


■MC HELIOS-44M-6で撮ってみた 
ソビエトレンズの代表といってもよさそうな標準レンズHELIOS-44 58mm F2.0というものがある。製造本数が膨大な数に及ぶらしく、めずらしいものではない。守備範囲を決めないときりがないからという理由でM42マウントレンズはできるだけ避けてきた私でさえ持っている。

2020年10月17日土曜日

【カメラ機材の話】Sony α7IIに装着する「悪魔のリング」を増やしてM42レンズとニッコールレンズも使えるようにした話

RAYQUALのマウントアダプター

■どうしたんだろ。おかしいね……涙が止まりませんよ
 
昨年の秋からSony α7IIを借りている。当初はソビエト製レンズを装着するつもりでいた。ソビエト製レンズ「だけ」を装着するつもりだったというべきか。それが1年経って気づいたらニッコールレンズも装着できるようになっていた。

2020年10月11日日曜日

【西武新101系電車+10000系電車撮影記事】甲種輸送にむけて留置中のNRA10000系電車を所沢で見る

■朝の散歩に出かけようとしたら電車に乗って所沢に来てしまったあ、どうしよう
2020年10月11日日曜日の朝のことだ。台風は伊豆諸島方面に進路を変えて夜半には雨は止んでいた。東京首都圏では小雨がときおりぱらつく程度だった。ここ数日間は台風接近の影響で朝からの降雨があり、私は朝の散歩をしないでいた。ひさしぶりに朝から歩こうかと家を出て……最寄り駅からつい電車に乗って所沢まで来てしまった。おかしいな。

そうして所沢に来てみると、Twitterに目撃情報が前夜からアップされていた10000系電車のクハ10106+モハ10206+モハ10606+クハ10102が、牽引車代用の新101系電車263編成と組んで、所沢駅6番線に留置されているのが見えた。

2020年10月2日金曜日

【ニッコールレンズの話】いろいろなニッコールレンズにコンタックスメタルフードを装着して悦に入る俺は「フード病」をこじらせたに決まってる 補遺


■コンタックスメタルフードが「さらに生えた」
かつての京セラ・コンタックス(またはヤシカ・コンタックス、略してヤシコンまたはY/C)RTSシリーズ用一眼レフカメラのカール・ツァイス*1交換レンズには、⌀86mmの円筒形で深さ(長さ)が5種類あるねじ込み式メタルフードおよび⌀82mmのW-1、レンズの何種類かのアタッチメントサイズに合わせた各種アダプターリングが用意されていた。そして、いくつか所有していたそれらのフードとアダプターリングを、用品メーカー製ステップアップリングを介してFマウントニッコールレンズにつけてみたら気に入ったという話を先日した。

そこでカメラ店で傷のある安価なコンタックスメタルフードとアダプターリングをさらにいくつか手に入れて、AI Nikkor 20mm f/2.8S、AF-S NIKKOR 50mm f/1.8G(Special Edition)、AI Nikkor 85mm F1.4S、そしてAI Nikkor ED 180mm F2.8SおよびAI AF Nikkor 180mm f/2.8D IF-EDにあれこれとつけ替えて用いるようになったというところで、戦争は終結し世界には平和が訪れた。

2020年9月22日火曜日

【上信電鉄撮影記事】2019年9月23日、上信150形153-154編成「ホワイトタイガー」運用最終日の奇跡


■上信電鉄150形153編成の引退から1年
上信電鉄への700形電車の導入により1年前のちょうどいまごろ、2019年9月23日に150形電車153編成(クモハ153-クモハ154の第2編成。以下153-154編成と略)は最後の営業運転を行って運用離脱をした。この電車は首都圏に残されていた最後の「西武湘南型デザイン」の電車であり、国内最後の西武801系電車でもあった。伊豆箱根鉄道の3000系電車や5000系電車も「西武湘南型デザイン」の派生といえなくもないかな。そして、ほかの150形電車が運用入りしていたころは正直にいうと私はこの広告ラッピングを好ましくは思えなかった。

けれども姿が見られなくなるのはさみしいなと思い、昨年9月には何度か通った。とくに、西武401系電車由来の151-152編成と西武701系電車由来の155-156編成の最後を見ることができなかったことも心残りだった。この153-154編成の運用離脱直前のころのようすはすでに記事にした。それなのに、運転最終日の様子を書こうとしてずっと忘れてしまっていた。2020年9月に上信電鉄沿線にひさしぶりにおもむいたら、高崎検車区には153-154編成がまだ残されていたのを目にして、そういえばと思い出した。運用離脱からちょうど1年経ついま、あらためて記事にしようと思う。

2020年9月16日水曜日

【上信電鉄撮影記事】9月の雨……700形電車と250形電車


■秋になっちゃったなあ
9月の半ばになるとすっかり季節は秋のよそおいだ。日中の気温が高くなった日にしかもうセミの鳴き声も聞こえず、朝晩はむしろ秋の虫たちの大合唱ばかり耳にする。そして、台風シーズンの到来でもある。すっきり晴れずに曇り空が広がり、にわか雨に見舞われることが増える。このブログを振り返ってみても9月にいつも晴れないと書いてばかりいる。

2020年9月13日日曜日

【ひたちなか海浜鉄道湊線2005年1月】茨城交通時代末期の湊線キハ112と金上駅前の火の見櫓

磯崎と平磯のあいだ

■ひたちなか海浜鉄道延伸の事業許可申請がなされる
2020年9月10日(木)づけの茨城新聞に「ひたちなか海浜鉄道延伸、国に事業許可申請 来年1月にも判断」と報じられている。(【2021年1月15日追記】国交省より延伸の認可が降りました。)同記事によれば、ひたちなか海浜鉄道が阿字ケ浦から国営ひたちなか海浜公園のすぐそばまで約3.1キロ延伸し、新駅を二つ設置するそうだ。

2020年9月11日金曜日

【JR川越線・八高線撮影記事】躍動感を表現したくて……今日も列車に乗る


■撮りたい絵柄を探しながら 
昨今の情勢下ではじつにやむを得ないことではあるものの、自分にとっては列車に乗る機会が減ってしまったことで生じた「弊害」というものが残念ながら存在する。それは「鉄道で展開される表現したい絵柄」を忘れてしまいつつあるということ。べつの言葉でいいかえれば「鉄道シーンにおけるじぶんにとってのツボ」というのだろうか。あれ、私はどんな鉄道シーンが好きなのだっけ……と考え込んでしまうことが増えた。

2020年9月7日月曜日

【上信電鉄700形電車撮影記事】2020年初秋の「ホワイトタイガー」

カメラのおっちゃんか。きょうはえきちょうさんはおらん

■「ちょっぴり遠いところ」まで列車に揺られたくなった
新宿に用事があってめずらしく午前中からでかけた。都心に出るのもひさしぶりだ。その帰りに「宇都宮」「高崎」などという行き先表示を出している湘南新宿ラインの列車を見ていたら、どこか遠くへ行きたくなった。何かを撮りたいという気持ちよりも、少しは遠くへ行きたいという気持ちのほうが強くある。もっとも、私はいつもカメラもレンズも予備のバッテリーと複数のメモリーカード、モバイルバッテリーを持ち歩いている確信犯だ。なにかしら写真を撮っておくことは私にはお仕事でもあるしね。そこで高崎まで列車に乗ることにして、さらに上信電鉄に乗り換えた。

2020年9月1日火曜日

【八高線撮影記事】多摩川右岸から八高線を走る209系3100番代車をねらう


■多摩川右岸にしばらく通っていた
先日のエントリーで、八高線の多摩川橋梁を行く列車を夕方の多摩川左岸からねらった話をした。橋梁を多摩川左岸からねらうには拝島と立川を結ぶ路線バスを利用できてアクセスしやすい利点があった。河川敷が多摩川緑地くじら運動公園と大神公園という公園になっていることもなにかと便利だ。