2014年3月12日水曜日

「あの日」のことをふと思い出した

2011年3月11日21時37分、下落合駅にて
2011年3月11日のあの日のことは、東日本の人はいまでも鮮明に覚えているだろう。首都圏の人は被災地のようすが報じられるまでは、電車が動かないけどまいったな、くらいの軽い気持ちで最初はいたと思う。私も、東京駅近くの当日勤めていた会社から歩いて都心部を抜けて、日比谷公園まで歩くにつれその人波の多さに戸惑いつつも、まだそうひどいことになっているとは思わなかった。歩き疲れて途中で休憩した新宿区コズミックセンターで見たテレビニュースで被災地の惨状を知って、初めて不安になった。

このあと少しして運転を再開した
その後、西武新宿線の下落合駅を通りかかって、西武線の運転再開の報を聞いたときには心底安堵したものだ。午前様になる前に自宅に帰り着いて家族の無事を知って一安心したのもつかの間。その後しばらくはいろいろな騒ぎがあって不穏な毎日を過ごしたものだった。

あれからもう3年。不幸な目にあっていまも苦しい思いをしている人たちのことを思うと頭を垂れる気持ちになる。そして、私自身はあの日をきっかけにして思ったのだった。いつ死ぬかなんてわからないのだから、そのときに後悔しないように生きようと。

それが必ずしもうまくいっているわけでもないけど、せいいっぱい生きていかなくちゃいけないね。