2013年12月16日月曜日

【秩父鉄道1000系撮影記事】たそがれ時の秩鉄1010編成

タイフォンを鳴らして現れた1010編成

■冬の太陽が姿を隠すころに
山の端に太陽が隠れるにはまだ早い。けれど、冬の低い太陽を雲が隠し始めたころ、荒川橋梁に秩父鉄道1000系電車1010編成が現れた。予期せぬ出会いに、カメラを握る手が汗ばんだ。
以前から撮ってみたいと思いつつ挑戦する勇気のなかった逆光側からの撮影をするべく、この日は昼過ぎから数時間待ち続けたのだ。さいわい橋梁の上で列車は速度を落として走るのだから、ショット数を稼ぐことはたやすい。それでも、慎重にタイミングを狙いながらレリーズした。

終点に着くころには辺りは真っ暗だろう

■列車から見ていても楽しかったろう
橋梁を通過する車内から見ても、夕日に照らされた川原はさぞかし壮観だったろう。乗客が立ち上がり窓を振り返るのがファインダー越しにわかる。私だって、いま橋梁の上の列車のなかにいたら歓声を上げて車窓を眺めていただろう。こういうロケーションを走るのだから、やはり秩父鉄道は本当に魅力的だ。

【撮影データ】
Nikon D7000/AI AF Zoom-Nikkor 80-200mm f/2.8D ED <NEW>/RAW/Adobe Photoshop CC