2013年12月30日月曜日

【秩父鉄道1000系1980年代】1989年12月、武州荒木にて1004編成を撮る

1004編成上り列車


秩父鉄道ファンなのに、熊谷〜羽生の北武鉄道が開業させた北武区間にはなかなか行くことができなかった。当時中学生から高校生で、西武線経由のほうが運賃が安かったから。それと、その頃(1990年代まで)秩父鉄道で好きだった電車は急行「秩父路」の300系であり、急行はまだ三峰口〜熊谷でしか運転されていなかったこともあり、どうしても優先順位が下がってしまったというわけだ。初めて行ったのは、1989年12月と手元のネガにある。それもたしか、たまたま熊谷に用事があり、その合間に乗ってみたはずだ。その日、どういうわけかカメラにつめていたのは富士フイルムのネオパンF(ISO32)。そのせいであまり絞れずにいるので、このネガをプリントしてみたことがない。刈り取った後の田んぼがボケてもきれいでもなんでもなく、ボカしすぎているとかえって間抜けに見えるのだ。


1004編成下りは逆光側に回った


このとき、いま思えば500系や100形が来てほしいと思いながら電車を待っていた。けれど、やって来たのは1000系。500系は1本だけ撮ることができたし、旧国鉄101系は中央緩行線、南武線や鶴見線、武蔵野線でもまだ見ることができたから、好きな電車とはいえやっぱり残念だと思った。とはいえ、こうして見ると古めかしいPS13形パンタグラフに積み直されて冷房改造もされていないシンプルな姿の1000系もまたたいへん好ましく、いい記録になったのだと思う。

初めてのネオパンFの粒状性の細かさには目を見張った。きちんといいレンズ(サードパーティの安いズームレンズではなく、ニッコールの単焦点)である程度絞って、かつ引き伸ばしレンズもニッコールやフジノンなどを使うと、あきらかにピントが違う。とはいえ、当時はフィルム現像もへたくそで濃度ムラあり、傷だらけだ。そして、いまとなってみるとある程度は粒子が見えるほうがモノクロらしいという(笑)。掲載したカットは傷を消しきれないために残念ながらグレースケールの粒状ノイズを加えた。

この次にこの場所を訪れたのは2011年1月。時の立つ早さに驚く。20年たってだいぶ建物が増えたけど、それでも大きく雰囲気が変わらないのはうれしい。

0 件のコメント:

コメントを投稿