2013年12月2日月曜日

【江ノ電ついでに撮影記事】またもや305編成を撮る(その2)

海沿いの有名駅でイルミネーション点灯開始
さて、海沿いの駅で日没を見届けたあと、もう少し薄暮のなかで撮れないかと考える。人工灯があれば薄暮でも撮れるし、列車の速度が遅ければなんとかなる。というわけで、日が沈んで建物の影に悩まされないで済む併用軌道区間へ行ってみた。
信号待ちのクルマのむこうに305編成登場!


望遠ズームで狙ってみると305編成が現れた。軌道が輝いて見えるのは計算外だけど、こうしてみるとなかなかいいかも。このあともしばらく粘ってみた。
だんだん空が暗くなってきた
人々の暮らしにとともにある雰囲気が素敵
駅に進入するカーブ半径が小さいんですね
どうしても「無難な編成写真」を撮りそうな自分がいる。けれど、場所や光線状態の制限なり、そういう写真が撮りにくい状況に自分を追いやってみると、それなりに頭を使う。江ノ電はたくさんの人が撮っているので、自分オリジナルの絵にものすごくしにくいという思いがある。意図的にまねるのではなく、結果的に似てしまうことはまだ我慢できるけど。撮影者の意思とか狙い、哲学が確固としてあるかどうかを試される気がする。

江ノ電に行くたびに、その人々の暮らしとともにあるようすがおもしろいと私は思う。それを絵にしてみたいという思いにかられながらも、なかなかうまく撮れない。頑張ってみようかな、と思いながら行き交う列車を眺めた。

【おまけ】地元駅への終電を逃して降りたひとつ手前の駅で、なぜか不思議ちゃんの出ているポスターを撮っていた。このシリーズ、よく知らないけどいつもライカが出てくるのですな。大柄なM5がものすごく大きく見えるのがおかしい。えーと、キヤノンのコマーシャルに前は出ていなかったっけ? とか、古いライカなら日本のメーカーはうるさいことを言わないからねとか、そういったことはあえて言わないのが大人の作法だ。
ライカM5がものすごく大きく見えるぞ